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東京で高齢者が賃貸住宅を借りにくいわけ

高齢者が賃貸住宅に入居することは困難だとされていますが、人口過密状態にある東京ではさらに難しい問題といえます。なぜ、高齢者は賃貸物件を簡単に契約することができないのでしょうか。そもそも、東京だけでなく日本全体で住居を賃貸する人は2種類あります。自分の家を持っていない場合と、持っていた家を売却したという場合です。

結婚や出産を機に持ち家を購入したものの、子どもが独立したりパートナーが死去したりなどして一人になると、老後の資金のために自宅を売却してしまうのですね。また、2022年現在東京都の生涯未婚率は34%にも及んでおり、一生結婚せず個宅を持たないまま老齢に達する人口も増えています。このように、いわゆる独居老人となった高齢者がアパートやマンションを借りにくいのは第一に保証人を作ることが難しいからです。いざというときに身元引受人が決まらないと、不動産業者としても安心して物件を貸し出すことができません。

あるいは、健康上の問題や家賃を安定して払い込んでくれるかという不安という点も重大です。急な病気で介護が必要になった場合に、身寄りのいないお年寄りを誰に預けたらいいのかわからなくなるというトラブルを避けたいのです。こうした独居老人問題を解決する一助として、高齢者向け住宅の貸出事業が盛んになっています。これは高齢の人物を専門に入居させる賃貸物件のことです。

費用は少し高額になることもあり、原則健康で自立した人しか入れませんが、東京で住居を探して困っているお年寄りには役立つ物件といえます。

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