ドライクリーニングとは

水洗いではなく、ドライ溶剤を使って汚れを落とす技術はドライクリーニングです。むかし、洗濯は米のとぎ汁などを使って行っていました。とぎ汁やぬかなどに含まれるたんぱく質は、汚れを分解する力があります。大変理にかなった方法だったのです。

その塔十位の汚れも、そういったもので落せる内容成分でした。西洋化が進むと、石鹸などが出現し、それによって簡単に落とせるようになりました。しかし様々な科学が発達してくると、繊維や汚れ自体の内容も変わり、石鹸では対応できないものも出てきました。そこにドライ溶剤によるクリーニングの必要性が生まれたのです。

家庭に洗濯機が普及しても、業界が衰退する理由とはなりませんでした。マジックなどでできたシミは、油脂類を溶かせる溶剤が必要ですし、水に弱いウールやシルクの繊維は、水洗いだと縮みます。ドライクリーニングは、そういった問題も解決するものです。家庭では難しい衣類の悩みに対応できました。

クリーニングはいつの時代も、またこれからの時代もニーズが途絶えることはありません。しかし「価格競争」の波は、業界の淘汰を生みました。オートメーション化によって安価になり、職人としての高い技術力を求めない時代となってからは、昔堅気のクリーニング店が廃業に追いやられたということもありました。とはいえ、高い技術力は、良い製品を扱う時に光ります。

信頼できる職人には、値段が高くても確かな技術力を必要とする対象物が集まります。住み分けがはっきりしてきました。

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